ちょうど10年前に、セガサミーホールディングスと所属契約を結んでからというもの、毎年言い続けていることだが「いい加減、結果を出したい」とは、諸藤将次（もろふじまさつぐ）。

4年前に、丸山と同じ左親指付け根を痛めて、長期の戦線離脱からやっと復帰を果たした昨季末は今季の出場優先順位を決めるファイナルQTでも84番目を獲るのが精一杯だった。

まさに出直しの今季はチャレンジトーナメントを主戦場にする身としては、今週も地元福岡で行われる「ジャパンクリエイトチャレンジin 福岡雷山」に賭けるつもりでいたのだが、思いがけず今大会の主催者推薦を頂くことが出来た。

今年3月20日に3年半の交際を経て、モデルのめぐみさんと入籍して「社長から“結婚のお祝いだ”と。今年も出場のチャンスを頂いた」。さっそく今年4月の九州サーキット「トヨタカップ」で優勝を飾るなど、さっそく内助の功を発揮している若奥様は、今週も会場に応援に来てくれる予定で、いっそうホストプロの気合いが入る。

昨年の12月末には、石川遼とかねてより約束していた沖縄キャンプを実現させて、ラウンドと打ち込み中心の4日間は、大いに刺激になった。
「それまで怪我で練習も、ほとんど出来ていなかったので」。
さらに、年明けにはタイで共に合宿を張った、同い年の塚田陽亮（つかだようすけ）は今年、「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」で、メジャーでのツアー初Ｖを飾り、年下の小鯛竜也（こだいたつや）も、チャレンジの「Novil Cup」で開幕戦Ｖ、とあっては負けられない。

いかんせん、今大会は2007年の初出場から7度の挑戦で、いまだ予選通過はゼロというのでは、本人もいたたまれない。「今年こそ、4日間やりたい」。新婚のホストプロは切実だ。

• 諸藤 将次
• 石川 遼
• 塚田 陽亮