Tournament article
中日クラウンズ 2016
片岡大育(かたおかだいすけ)が首位キープ
後半4つのバーディにつなげた。再三のピンチも拾った。
8番では、2メートルのボギーパットを「ナイスボギー」でしのぐことが出来た。
13番パー3は、ティショットがバンカー淵へ。足だけバンカーに入れて、短くシャフトを持って、不自然な姿勢からどうにか寄せたが1.5メートルのパーパットもまた、「下りスライス」の難しいライン。
「良いパットが出来た」。鬼のイメージで、首位を死守した。
ムービングデーの3日目。「今日は必死こいて、“激集中”して5アンダー。でも前の組のキョンテは、平然とやっている。ほんとうに凄い」。
初日と2日目にも感じたが、「キョンテと僕はタイプ的に似ている。リズムも良くて回りやすい。引っ張られた」と、最終日最終組こそまた同組に、学ぶことも多いだろうが同時にとても「恐ろしい」。
昨年は、2度目の賞金王に輝いた鬼。まして、戦いの舞台は難攻不落の和合である。
「100ヤードのフェアウェイからでもボギーを打っちゃうコース。2打差もあってないようなもの」。この日3日目も、マスクをしてプレー。「でも、顔も覚えていただかないと」と、たまに外せば涙とクシャミを堪えるのにも必死だった。
ツアー通算2勝目を狙う最終日もまた厳しい1日になる。
「全神経を研ぎ澄ませて明日も1日、良いプレーを目指します。負けないという気持ちで立ち向かう」。いざ、鬼を倒して頂点へ。