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ダンロップ・スリクソン福島オープン 2016

今週は4足目! 深堀圭一郎が特注シューズで上位へ

今年、48歳になる。シニア入りも間近に見え始めて、レギュラーツアーで生き残れるかどうかというのは、並大抵のことではない。「自分たちの年齢になるとしょうがない」と今年も第2シード枠での奮戦が続いている。

これまで10試合に出場したが、決勝進出と予選通過が半分ずつ。
ミズノオープンの32位が最高で、苦戦が続いている。

「今年はずっと初日が良くて、2日目は悪くて、というのが続いていて不安定だった」。
先週1週間の空き週は、あえて休養を多めに取って、「リフレッシュして、体の柔軟性を補い、人の話も聞いたりして精神面も見直してきた」。

自分の若いころの映像を見直してみたり、復調のきっかけになるものを懸命に探してやれることはなんでもやった。

「僕は、足を使うスイングなので」。
2009年には左足の足底筋膜炎を煩った。2011年には、二度とツアーの世界に戻れないことも覚悟の上で、手術にも踏み切った。
執念で再起を果たしても、今なお弱点であることには変わりない。そのために、今年からメーカーに特注したゴルフシューズが、深堀のゴルフを支えている。

「ソールは硬く、横のねじれにも強く、柔らかさもある」。そんな選手の要望に応えるために、試作が繰り返された今週、4足目のシューズに、確かな手応え。「今日は、この靴の効果。明日が楽しみ」。ベテランが復活をかけて、まさに一歩一歩踏みしめている。

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