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日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2016

最年少メジャー3冠がかかる、小平智

次週は、昨年10月の日本オープンを制して出場権を手にした自身2度目の全英オープンを控えて、胸躍る。

「早く“行きた過ぎて”今からワクワクしている」。
初の聖地は、2013年。その年、「日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills」で、国内メジャーでのツアー初優勝を飾って翌月の“リンクスコース”に挑んだが、あっけなく予選落ちをした。
「あのときは、参加しただけだった。今度はちゃんとプレーヤーとして、良い成績を出したい」と、リベンジに燃えている。

「その前に、自信をつけて行きたいんです」と出発直前の、このプロ日本一決定戦は、すでに昨年から照準を合わせていた。
今年の会場となるここ、北海道クラシックゴルフクラブは「オフは、雪が凄くて回れないから」と夏の間に何度となく下見を重ねて、「グリーンが難しくて、ショットメーカーに有利なコース」。
難条件でこそ集中力を発揮する自身のプレースタイルと重ねて、「自分向きではないか」と早くから、睨んでいた。
もし勝てば、1974年の日本オープンで、ジャンボ尾崎が達成した27歳248日を抜いて、最年少の日本タイトル3冠という新記録も、26歳にとってはやる気の増す何よりの一因。
「今週は相当気合いが入っています」。
小平が、新メジャー男の異名を狙う。

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