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ISPSハンダグローバルチャレンジカップ 2016
キャディと初優勝へ向け好スタートを切った岩本高志
「センターシャフトのマレットタイプで、グリップも太いものにしてもらったら、入ってくれましたね」と好スコアの要因を話す。
先週の『日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills』はラフからでは100ヤードの距離でも容易にグリーンに止めることができない程の難しいセッティングを経験した直後の試合だけに「決して簡単ではないけど、良いスコアが出るイメージはある」と話した。
今日唯一の11番ホールでのボギーについて「イージーミスだった」という岩本。
通常なら1つのボギーで心が穏やかではなくなるが、先週の状況を経験したからこそ忍耐強くプレーできたという。
そして何よりも今週は心強いパートナーがいる。
普段はレギュラーツアーで河井博大のキャディを務める鈴木理恵さんだ。
元々は岩本さんが所属していたゴルフ場のハウスキャディを務めていた鈴木さん。トーナメントの帯同キャディに興味を持ったことがきっかけで岩本のキャディをすることになった明かした。
「恩人です。本当に岩本さんのおかげです」と改めて感謝を述べた鈴木さん。
岩本は初日を振り返り「今日は13番ホールでセカンドショットをダフってバンカーに入れてしまい、寄せることができなくてボギーにしてしまいそうな時に声を掛けてもらった」と最大のピンチに対して、勇気付ける言葉を投げかけてくれたという。
「1番最初のボスですから、チャンスがあればいつでも担ぎたいと思っていました」と話す鈴木さんの希望を、2008年以来、実に8年ぶりに叶えることとなった今週。
恩人岩本のチャレンジトーナメント初優勝へ向け、残り2日間を戦い抜くと誓った。