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ひまわりドラゴンCUP 2016
パターで拾って行けた「65」。明日も宮瀬博文は自分のペースを守り通す
「パターさえ噛み合えば、スコアは出せるという自負もありましたし、このバーディ合戦の大会でそのパターが噛み合ってくれたのは、正直、嬉しいよね」
65ストロークの7アンダーは単独2位。トップと1打差という絶好の位置で明日の最終日を迎えることになり、優勝という2文字も視界には入ってくることになるが、宮瀬の素振りにはまったくそんな気負いはない。
「まぁ、優勝が狙える位置にいて、勝ちたくないと言ったら嘘になるけれど、ゴルフっていうのは相手のあること。自分がいくら最高のゴルフをしても、誰かがそれ以上のゴルフをしたら優勝はできないでしょ。それに優勝したいと思って優勝できるほど簡単じゃない。それよりもまずは自分のやるべきこと、できることをやって自分のペースを崩さないことのほうが大切だと思っています」と、前置きした上で… 「どお、ベテランらしいコメントでしょ?」と自然と笑顔がはじける。
ツアー通算7勝を誇る宮瀬だけに最終日の戦い方も熟知しているはず。明日の最終日も宮瀬は自分のペースを守りながら頂点を目指す。