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石川遼 everyone PROJECT Challenge Golf Tournament 2016

40代のベテラン3人が3位タイに並ぶ

森田徹
若手の活躍が目立つが、ベテランも負けてはいない。46歳の森田徹が5バーディ、1ボギーの4アンダー68をマークして、3位タイにつけた。この日は10番ホールからスタートし、いきなり3連続バーディで波に乗った。さらに16番でもバーディを奪い、4アンダーとする。18番でボギーを叩くも、ハーフターンして4番でバーディを奪い、そのまま4アンダーでホールアウトした。

今年はセカンドクォリファイングトーナメント(五浦庭園CC)で落ち、気落ちするも「長い目で見て直していこう」といい時の自分を知る飯島宏明、横尾要らに「昔はこうやっていた」とアドバイスをもらった。それがこの日は生きた。「いい方向に行くときは行くが、悪い方に行くと悪くなる」とまだ不安定要素はあるものの、「よかった時の感覚を取り戻し」つつある。

「またチャンスをもらった。いい結果を出せれば」と最終日にかける。もはや失うものはない。次々と若手選手が出てきているが、「試合に出る以上は負けたくない気持ちはある」と46歳のベテランが意地を見せる。

そして、42歳の井上信も同じく4アンダー68で回り、3位に並んでいる。この日は4バーディ、ノーボギーのゴルフだった。「ピン位置が難しかったので、ティーショットがフェアウェイに行ってもピッチングウェツジでグリーンを外し、何とか寄せてパーを拾った。調子はあまり良くなかったけれども、うまくアプローチ、パットで拾った。もう少しスコアを伸ばせたかな」と意欲を見せている。実は同じ4アンダーには47歳の塚田好宣も並んでおり、くしくもベテラン3人が3位に並んだ形だ。井上は「僕のほうがだいぶ若いですよ」と笑いながら若さを強調していた。「二桁アンダーが目標です」と優勝を狙う。

若手の躍進がチャレンジの一つの魅力ではあるが、ツアーをあきらめていないベテランたちが歯を食いしばって頑張っているのも、もう一つの魅力である。その姿は人を引き付ける。
  • 井上信
  • 塚田好宣

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