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太平洋クラブチャレンジトーナメント 2016

地元熊本のために朗報を届けたい!2打差4位タイの木下康平

グリーンを狙う木下
『太平洋クラブチャレンジトーナメント』大会初日を終え、木下康平が3アンダーで3位タイの好スタートを切った。

「昨日まではショットの調子が良かったので、今週は優勝争いができると思った」と断言できるほど、自信に満ち溢れていたショットは一夜にして変化が起きてしまった。

朝の練習場から、昨日のようなショットが出ない。ついにはその違和感は消えないまま初日のスタートを迎えた。「今日は右ばかり行ってしまった」と反省点を述べる木下だった。
理由は分っている。昔からのクセが出てしまっているだけ。「ダウンブロー気味に上から叩き込むクセがあって」。前半は自身のショットを確かめながらプレーをするが、フェアウェイから打ってもなかなかグリーンを捉えられない場面が続いた。

ショットに苦しんでいた木下だったが、後半はこの逆境を逆手に取る戦法を繰り出す。「前半も右。後半も右にしか曲がらなかったので、右に曲がることを計算に入れてショットが打てました」と、立て直した木下は見事4つのバーディーを奪ってみせた。

4月に熊本地震で実家が倒壊してしまった木下。復興もままならない状況の中、同じ熊本出身のプロゴルファー笠りつ子さん、哲郎さんの実家に、今も居候という身でお世話になっているという。
「熊本のためにも頑張ろうと思っている」と、改めて気を引き締め明日の最終日に向けて調整をした。

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