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FIDRA Classic 2016
上井邦裕がチャレンジトーナメント初優勝を目指す!
誰よりも優勝を期待されていた男から、頼もしい一言が聞こえた。
精度の高いショットが持ち味の上井が、長い時間ショットで悩み苦しんでいた。
「試合でうまく打てない。前まではゴルフをしたくもなかった」と辛い状況を明かす。
「芹澤さんや宮本さんを始め、多くの方々にアドバイスをいただいてきました。それでも最後は自分次第なんです。復調のカギは自分で見つけるしかないですから」と辛い時期を乗り越えてきたことを明かした上井。
試合がリハビリというわけではないが、「自分のゴルフを取り戻すには良いきっかけになっている」と話す上井。
今日のプレーについて「全体的に良かったですよ。パターだけは入らなかったですけど」と振り返った上井。
長く伸び始めているラフから、この小さいグリーンにボールを止めることは容易ではない。「フライヤーを計算して打つことになるけど、それで距離感が合わなくなってしまう気がします。ティーショットでもう少しフェアウェイを捉えていきたい」とコースの難しさを解説する。
「自分の今やりたいことをしっかりすること。優勝を目標にするというよりも、ゴルフが楽しくなってきているので」と自身のゴルフを前向きに捉えている。
「もちろん今年1年の目標と言われると、レギュラーツアーのシード権を獲ること」そのためには“優勝”が必須となるに違いない。
チャレンジトーナメント初優勝そしてシード権復活へ向け、明日の最終日に臨む。