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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップゴルフ 2017

初シードがアジア。片岡大育が「一番勝ちたい試合のひとつ」

日亜共同主管の今大会は、特に思い入れのあるトーナメントでツアー3勝目を狙っているが、この日5つのバーディを獲っても、いまひとつ伸ばしきれなかった。
「ショットは良くなっている。明るい兆しはあるのにパットが決めきれない。あまり気持ちは良くない」と、2日目のコースに悔いを残した。

今週は会場で、3ヶ月ぶりに青山充コーチに見てもらって、確かにショットは良くなった。
もともと球を左に置いてフェードで攻めるが、それが少し行き過ぎていた。「アゲンストで球が飛ばなかったのは、そのせいだった」と球を置く位置を修正して、この日の風のゴルフも苦ではなくなったがその分、グリーン上のストレスが際立った。
週末こそ猛チャージを期して「練習して修正します」と、ホールアウト後も黙々とボールを転がした(写真はその合間の一コマです)。

デビューして間もないころ、日本ツアーの出場権すら持たない時代に稼ぎ場を求めて参戦。初シード入りも、アジアンツアーのほうが先だった。

欧州ツアーとの共催試合も年々増えており、日本でシード権を確保してからも活躍の場は残しておきたいと、年間約5万円のメンバー登録料は今も、欠かさず毎年、振り込みを続けている。

勝てば、日本とアジアのシード権が得られる一挙両得の今大会は「1年の中でも一番勝ちたい試合のひとつ。勝ちたい」。海外志向の強い28歳も、目の色変えてタイトルを狙う。

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