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RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント 2017

昨年覇者の弟が、昨年のリベンジ!

アメリカで奮闘中の兄のかわりと行きたいところだが、「僕にそこまで考える余裕はありません。自分のプレーで精一杯で…」と、航(わたる)さん。

昨年覇者、石川遼の8つ下の弟。埼玉県立浦和高校の3年生は、卒業後のプロ転向を目指して、目下奮闘中である。

ジュニア育成プロジェクトと銘打ち、将来有望なジュニアに出場の機会を与えるこの今大会で、初出場を果たした昨年以来となる、自身2度目のツアーは前回よりも、身長は7センチも伸びて、体重55キロはさほどの変化はなくても170センチの身長で、あれから飛距離も20ヤード伸びた。

平均270ヤードは飛ばせるようになり、「去年は越えなかったバンカーが、越せるようになった」と、たくましくなった。

ツアーで唯一のコーライグリーンは先輩プロたちが声を揃えて「らしからぬ硬さと速さ」という難しさにアメリカにいるディフェンディングチャンピオンの兄に、メールで攻略法を聞いてみた。
すると「4番、7番のグリーンまわりが特に難しいから注意して」と、返事が返ってきた。

忠告通りにこの日水曜日は14時前から、今年もバッグを担いでくれる姉の葉子さんと共に出た練習ラウンドで、入念に感触を確かめておいた。

ツアー初戦の昨年は、深いラフに太刀打ちできずについにバーディも、ひとつも取れないまま予選落ちを喫した。
「自分の実力ではまだ難しいが、今年は予選通過に近い位置で回れれば」。
アメリカの兄にも、成長のあとを届けたい。

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