先週覇者が開口一番。「あっさりと途切れましたね」と、苦笑い。
72ホールボギーなしの記録を作って勝った「ホンマツアーワールドカップ」を挟んで、前々週の「トップ杯東海クラシック」の最終日の最終ホールから続いていた73ホール連続ボギーなしの記録は横田真一が、2003年の「ANAオープン」2日目の14番から続けた83ホール連続ボギーなしの記録更新まで、あと10ホール！

初日は早朝のスタートから、たくさんの注目を集めた。しかし、早々に記録は途切れた。

巡り合わせが悪かった。この日は、最難関の10番ホールからスタート。492ヤードと距離の長い右ドッグレッグのパー4は、ティショットが左のラフに突き抜け、2打目はグリーンを狙えず、刻んだ3打目を今度はグリーン奥のラフに入れて「あわやダボ」のピンチを防ぐので精一杯。

いきなりボギーを食らったが、「これで楽になった」と、早々に吹っ切れた。
「ずっと来るとまた違うゴルフになっちゃう」と今週は、さっそく記録更新の重圧から逃れることが出来てむしろ安堵した。

前日の水曜日の午後はきゅうきょ、トレーニングに時間を当てて、結局コースには現れなかったが、長男の優吾くんの運動会で「大玉を転がしてきました。親子ダンスも踊りましたよ！」。
地元3連戦の“最終戦”は家族サービスもぬかりなく、心おきなく2週連続Ｖを狙っていく。

• 宮里 優作
• 横田 真一