Tournament article
ダンロップフェニックストーナメント 2017
ケプカ再び
昨年覇者と、2014年のチャンピオン。大会が誇るホストプロ。
松山英樹は2年ぶりの宮崎で、大会2度目のホストVがかかる。
連覇を狙うケプカは今年、メジャーチャンピオンとして舞い戻る。因縁の2人。
今年6月。松山の悲願を阻んだのがケプカである。
松山を、2位に従え全米オープンを制した。
13日月曜日に、宮崎ブーゲンビリア空港に降り立ったケプカは、歓迎ムードの中に昨年のなつかしい匂いをかぎとりながら、「去年、ここでの優勝はいまもときどき思い出す。あの優勝があったおかげで全米オープンに勝てたのではないか、と」。
昨年のこの大会では、最終日に池田勇太の猛追にあった。
「あれよあれよと61で回ってきて、最後も長いパットをポコポコ入れてきて、これは参ったなという感じでした」とどうにか逃げ切って以来、折に触れて池田のプレーに注目するようになり、「本当に素晴らしい選手という印象だ」と、焼き付けられた。
そして、松山。
「3年前に初めて会ったときから、いずれは世界ナンバーワンになる選手ではないかと思っていた」と、こちらもまたその後の活躍は、ケプカの予想していたとおりになった。
「ショットも本当に上手いし、精神力が本当に素晴らしい」と今週は思い出の地で、一目置く存在からのリベンジを受けることになる。
ケプカには、2度目の宮崎。
「素晴らしい思い出がつまったこの地に帰ってくることが出来て本当に嬉しい。とにかく今週、頑張りたい。素晴らしいコースで去年以上のプレーをして、今回は自分が記録を作れるような形で良いプレーをお見せしたい」。
今年も地元ファンの心に、忘れがたいプレーを焼き付ける。