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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2017
宍戸に登場した新名所に小平智が…
ツアープレーヤーNO.1の称号を狙う選手たちは、ここをくぐって戦いに出ていく。
難攻不落の宍戸に挑みにいく。
ゲートいっぱいに描かれているのは、歴代の武者たち。連覇を狙う塚田陽亮をはじめ、一昨年の梁津萬(リャンウェンチョン)、竹谷佳孝、藤本佳則、JBパク、宮本勝昌…。中でも、感慨深い思いで自画像を見上げるのは、ウェッジウッド社製の優勝杯の隣に描かれている小平智だ。
あのころは「若かった」と27歳がほんの4年前を、懐かしそうに振り返る。
「あのときは、ぽちゃっとしていましたね」と、5年シードのメジャー戦で、初優勝を飾った当時を思い返して笑った。
あれから厳しいトレーニングを積み、徹底した体調管理と摂生生活でさらに3勝を積み上げ、今年は結婚もした。
心身共に成長著しく、宍戸に舞い戻った。
「昔の写真を見ると、自分がやってきたことは、間違いじゃなかったと思える。あのときよりも、成長したというところを皆さんに見せたい。もう1回優勝したい。10アンダーくらい出して勝ちたい」。
何度獲ってもまた欲しいタイトル。それがツアープレーヤーNO.1の称号だ。
また今週は、海外初戦の「SMBCシンガポールオープン」から始まった全英オープンの“日本予選”の最終戦だ。現在、14位につける小平が今週、大会2勝目なら全英への道にもつながる。
「メジャーで優勝することが目標」と言い切るだけに、いまもっとも勢いのある選手にとっても発奮材料には事欠かない。