目下、賞金1位の選手会長は、中休みの間もしっかりと存在感を示した。
先月の全米オープンは2年連続2度目の挑戦で、2年連続の予選通過を果たして24位タイと気を吐いた。

タフなコンディションに、強風も手伝い、帰国後もしばらくは「頭の中は、いっぱいいっぱい」。
4、5日は休養と、リセットに時間を割く中で、次のメジャーに向けた課題も見えてきた。

今月は、全英オープンが控える。
「全米オープンで、良かったところと悪かったところ、ショットとか状況判断。少し落ち着いてビデオとかも観て、セットアップとか検証した。風が強くなるとセットアップが離れてしまうところもあった」と次は、リンクスコースでの戦いに備えて着々と準備も始まっている。
「日本ツアーのためにも、メジャーでしっかり良いプレーをすることが大事」と、クラブや新ボールの調整にも余念がない。
一方で、海外遠征の合間にも社会貢献活動に励むなど、選手会長には大忙しの夏。

メジャー賞金を加算して、ますます2位以下に差をつけて迎えた今大会は2015年の5位が最高。
「コースとの相性は良いが、優勝は出来ていない。攻め方、流れの作り方は頭に入っているはずだから、良い引き出しを出して、流れが作れれば良いスコアが出るはず」。
絶好調の賞金1位が今季3勝目を見据えた。

• 宮里 優作