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中日クラウンズ 2017
復活を期す、上井邦裕が浮上
「上井、ナイス!」と芹澤信雄。「頑張れ」と励まされて、笑顔でうなずく。
「昨日、初日は躓いた」と、3オーバーの幕開けも、「今日は、パットに兆しが出てきた」。
1番から連続バーディと、さい先の良い出だしから、17番では7メートルの下りのスライスラインを沈めて3連続バーディで、終盤もしっかり締めた。
一気に12位タイまで順位を上げた。
地元の名古屋商科大学で、トップアマとして名を馳せると、プロ入り後も名古屋に住まいを構えて、今や四児のお父さん。
少しでも、稼ぎたいのに2015年から賞金シードはおろか、今は出場権すら失ったまま。
今週は、主戦場のチャレンジトーナメントと日程が重なっており、迷いながらも地元期待の選手として主催者推薦を受けて、和合に立った。
課題のショットも「ひらめきがあって、多少の兆しが出てきている。試合でこういうスコアが出ると確信に近づける」。
復活に向けて、足場固めも進んでいる。
ご当地プロだけに、和合での経験も豊富。
「このコースは気を抜くと、スコアが悪くなる。慎重に、攻めるところは攻めてメリハリつけて行きたい」。
石橋叩いて、和合を行く。