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日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2017
宮里優作は「アニキの分まで頑張る」
「藍ちゃんは、今日は聖志についていた。僕のゴルフは見ていない」と、そのかわりに前日初日にその藍さんの前で、上がり3連続バーディを奪った勢いを、弟は生かした。
藍さんは見てくれなくとも、たくさんの地元ファンの期待に応えて、2日目は序盤から飛ばした。
スタートの1アンダーから、66で回って一気にV争いに食い込んだ。
ここ沖縄で、トーナメントが行われるのは5年ぶり。優作の実家から、車で40分ほどのここかねひで喜瀬カントリークラブで今大会が開催されるのは、実に10年ぶりのことである。
「地元も地元。下手なゴルフは出来ない」と、並々ならぬ覚悟で帰郷した。
「とにかく週末に、現場にいることが大事なので。予選を通ったのでほっとしている」と、まずは最低限のノルマはクリア。
本人の重圧をよそに、いつも暖かく包んでくれる地元ファンにも、V争いを見せられる。
藍さんの声援を受けながら、聖志が決勝に進めなかったのは残念だが「アニキの分まで、頑張りたい」。
週末こそ兄妹の結束力を見せつける。