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SMBCシンガポールオープン 2017

今年も初日から、サスペンデッドに

今年もまた、波乱の幕開けとなった。シンガポールのセントーサゴルフクラブで19日に開幕した「SMBCシンガポールオープン」は雷雲接近のため、15時27分から2時間28分もの間、競技が止まった影響で第1ラウンドが終わらず、19時15分に日没によるサスペンデッドが決まった。

ほとんどの選手がホールアウトできなかった午後組の中ではアウトが2組、インが1組の計3組9人が、滑り込みで第1ラウンドを終了した。

アウトスタートの1組目に出ていった小平智は最初の中断のあと、12番のグリーン上から再開すると、夕闇に追いかけられながら16番では連続バーディ。
視界不良の最終ホール。18番のパー5では、ついにこの日2度目の中断を知らせるフォンを聞きつつ、バンカーから絶妙の寄せを見せると3メートルのバーディパットを読み切り、暫定のトップタイで上がってきた。

「先週から引き続き調子が良いまま出来た」とハワイの米ソニーオープンでつかんだ感触そのままに、日曜日の深夜に飛行機に飛び乗り、16時間の空の旅。
若さにまかせて「まったく疲れていない」とはいえ、156選手中69人が競技を残した第1ラウンドは翌20日金曜日の朝7時30分から再開される予定なだけに、この日のうちに終われたのは幸運だった。

「デカいですね。明日朝、早く来なくてもいいし、ゆっくり第2ラウンドの準備が出来る」。

世界を見据える27歳にとっても、今大会の12位タイまでの、資格を持たない上位4人に全英オープンの出場権が与えられることは、「嬉しいし、気合いも入る」と、非常に大きなモチベーションになっているのはもちろんだが、「全英の予選というよりは、優勝を目指して頑張る」。
きっぱりと、言い切った。

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