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東建ホームメイトカップ 2018

マスクのアトムが好発進

ひどい花粉症のアトムこと重永亜斗夢。この時期、欠かせないマスクも「今日はちょっとましだったかな」と、あごの下までずり下げて、ギリギリセーフで顔見せショット。

この国内開幕戦は昨年、予選落ち。
不甲斐ない思いを払拭する初日の好発進に「もういいかな。遼のあとにくっついて、4日間のうち1日だけでも目立てたから」。

2年が過ぎてもやっぱり胸にあるのは、あの日のことだ。
地元熊本を大地震が襲ったのは2016年大会の初日の夜だった。
あの日もまた、好スタート(首位タイ)を切ったその日に飛び込んだ一報に涙した。

奮起して4位タイに入り、故郷への思いを糧とした。
あれから2年後の今年は尊敬してやまない後輩と、1打差につけて、まずはひとつノルマ達成に安堵した。

「遼の8アンダーとは、レベルが違い過ぎる。僕のは今日“たまたま感”が満載」と、苦笑しながら謙遜したが、先月末にコースレコードを出して優勝を飾った「山口県オープン」で、パットが覚醒。
オフの間、秋吉翔太と一緒に地元九州ではパット巧者で知られる山本己沙雄プロにレッスンを受けた好影響は、月をまたいで、大事な自身の初戦でも持続できている。
愛してやまない故郷のためにも「今年は最低でも予選を通れるよう頑張る」と初日、まずは控えめな目標で意気込んだ。

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