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三井住友VISA太平洋マスターズ 2018
石川遼は金メダリストと「贅沢な時間」
陸上・十種競技元日本チャンピオンで、タレントの武井壮さんは今年9月の世界マスターズ陸上で、五輪メダリストの朝原宣治さんらと400メートルリレーで金メダルを獲ったばかりで、この日はズボンのお尻も破ける破壊力?!
もうそれだけでもにぎやかなラウンドは、さらにこの方の加入で、豪華絢爛!!
レスリングで五輪3連覇の世界女王。吉田沙保里さんは、ゴルフの腕前も金メダル級だった。
石川も「非常にセンスを感じた」というスイングは、レスリングと同様に、「体幹と強靱な背筋が備わっていないと、あそこまで飛ばせないと思う」と言ったとおりに豪快で、ドラコンがかかった18番では、216ヤードを記録して、堂々女子の部1位に。
「いつもはフェアウェイに残らず、スライスしたりするんですけど、あの時は真っ直ぐ行ってくれた。やっぱり、私はギャラリーがいるほうが強いんだって分かりました」と、石川らにもはやし立てられ、「誰もいないときには叩いてしまったので」と、ご本人もご納得の栄えある受賞だ。
母校・至学館大学の授業で打ちっ放しから習ったのが吉田さんとゴルフの最初の出会いという。
卒業後は、厳しい練習の息抜き程度も、ベストスコアは87と立派な腕前。この日は、1番でピンそば2メートルのバーディも奪った。
ベストボール方式のチーム戦で、15アンダーを記録して
団体2位の成績にも沸いた。
「石川プロには、バンカーの打ち方を教わった」という吉田さん。
「説得力がある。アドバイスが素直に入ってくる。以前、番組で一緒にプレーしたときも優しい方でしたが石川プロはあれからまた、とてもいい大人になっていました」と金メダリストたちの競演は終始、和気藹々。
吉田さんは、そのお人柄も国民栄誉賞もの。
「オリンピックの時の話しは今回はしませんでしたが普通に話しているだけでも言葉の節々に、いろいろなことを感じる。刺激になりました」と、石川も感激しきりだった。
10年と12年の歴代覇者。松山英樹がアマVを達成した2011年には17番で、ホールインワンを達成して話題をさらった石川。
今年は様変わりした思い出の御殿場。
「ヒデキも帰ってきてくれたし僕も、良いプレーで盛り上げられれば」。
次は本戦で、久々に豪華“石松のV争い”が見たい!!