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三井住友VISA太平洋マスターズ 2018

2年ぶりのV3を狙う松山英樹が会見。「優勝するのが一番」

今週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で今季国内初戦を迎える松山が練習日の6日火曜日、アウトの9ホールを回って感触を確かめた。
世界的にも著名な設計家リース・ジョーンズ氏の手により全面改修を終えたばかりの開催コースを回るのは、先週土曜日の18ホールに続いて2度目という。

“新生・御殿場”の完成には、自身も「監修」に名前を連ねて貢献。昨年まで7246ヤードのパー72から、新たに7327ヤードのパー70への変更は、リース氏との話し合いの中でも特に、松山の意見が取り入れられた部分でもあるという。

たとえば松山が、「従来のパー5だと気にならないが、パー4にすると、池が効いてくる。すごく楽しみなホールになる」と提案した6番は、ティーインググラウンドを前に出し、510ヤードのパー4に設定。
フェアウェイ左とグリーン周りに新たにバンカーを設け、さらに2つあるうちのティ側の池を埋め立てるなど、変貌している。

そのほか、378ヤードあった15番パー4は、「ワンオンチャレンジのホールにするプラン。グリーン手前をフェアウェイにすれば、ワンオンする可能性が上がって、より面白い」との松山の意見を受けて、期間中にティーインググラウンドを300ヤード地点に設定する“挑戦日”を設けて、よりスリリングな展開を演出する用意があるという。

アマ時代の2011年に続いて、2位と7打差のぶっちぎりV2をあげた2016年は「23」の大会最多アンダーを記録。
だがあれから2年ぶりの今年は「パー72と70ではだいぶ差がある。それだけでも単純計算で、15アンダーまで落ちることになる。伸びなくなってくると、結構しんどい戦いになると思う」と、一昨年のような、横綱ゴルフとはいかないかもしれないが、「自分は普段、日本で年間数試合しかプレーできないので。その中でも応援してくれる人たちがいるのであれば、その人たちに応えたいと思う。良いプレーを見せて、もっと応援されるようなプレーヤーになりたいと思う。優勝したら一番、結果で応えるということなので。それを目指して頑張るだけ」。
この日、練習後に応じた記者会見で、大会V3への思いを語った。

今年は若い初V者が続く日本ツアーの現状も、海の向こうで逐一チェックしている。
「稲森くんとか(出水田)大二郎とか(星野)陸也とかが頑張っている。今平も、賞金ランクトップにいる。そういう20代前半から中盤の選手が頑張っているので今週は、そういう部分もしっかり見たいというのはある」。
日本が誇る世界のトップランカーが、自らの経験と知恵を注入した新生・御殿場に、旧知の彼らがどんなゴルフで立ち向かっていくかを知るのもまた、若き監修者には楽しみだ。

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