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カシオワールドオープン 2018
嘉数光倫(かかずてるみち)が首位タイダーーーー!
大雨によるコースコンディション不良のため、スタートが1時間半も遅れた波乱の初日は強い風が吹いたが、「沖縄出身なので。風が吹くとアンダーが出ます」と3つのバーディで前半インコースを折り返すと、1番で67ヤードの2打目を58度でチップイン。
最後の9番では、4メートルのパーパットを沈めてガッツポーズが出た。
「明日から決勝ラウンドに向けて、流れを作る大事なパット。ノーボギーのゴルフは明日につながる」。
初出場の今大会は、喜びいさんで戻ったクラブハウスで、スコア提出所を探してさまよった。
まだよく勝手がわからない中でも前日水曜日に、思い切って立ち寄った。
ギャラリープラザで実施している「スイングフォームクリニック」。
カシオの最新機器で、フォームチェックができる体験コーナーで、嘉数も診断してもらって「めちゃくちゃ役に立ちました」と感謝。
先週、父でコーチの森勇さんに言われた「右サイドにミスする癖」のおさらいが改めてできたばかりか、測定スタッフの方に、石川遼のスイングにそっくりだと言われて「世界のリョウイシカワに似ているなんて。光栄です」と、大喜びだ。#石川遼に似てる?!
「顔も似てたらいいんですけど。僕も黄色い声援とか欲しいです」とすっかりその気の好発進で、女性ファンが増えたかどうかは定かでないが、「初めて参加する“事実上の最終戦”。最後も優勝争いがしたい」と、がぜんその気に。
確かに、シード権争いの選手たちにとっては、これが最後の戦いも、今年は日本オープンで自己ベストの3位タイに入り、地元沖縄で行われた「平和・PGM選手権」で、初シードはすでに手中に。
「自分では、勢いが大事と思っているので行くところまで行きたい」。
決意をこめて立ったお立ち台。ギャラリープラザの「暖流」で臨んだ初日のヒーローインタビューはなんともにぎやか。
今週、日替わりのイベントで盛り上げてくださる、SKE48の山内鈴蘭さん、そしてアントニオ猪木さんならぬ“アントキの猪木さん”との楽しいトークの最後に、自ら志願。
「闘魂注入、お願いしますっ!!」。
「この人っ、偽物ですよっ! い〜んですか?」と、MCのツーライスさんの突っ込みにも構わず、闘魂もどきのビンタを頬にまともに受けて「ダーーーーーー!!」。
「…まぢ、けっこう痛かったっス」。
本家本元にも負けない刺激をもらってさらなる健闘を誓った。