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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2018

宍戸で嫁の争奪戦?! 共働きの近藤啓介が「お互いに頑張れれば」

勝つのは俺だ!(左=正岡)いや俺だ!(右=近藤)。千夏子さんを巡って、争奪戦! 軍配やいかに
いま、男子ツアーで一人の女性をめぐってひそかな争奪戦が繰り広げられていた。
「幸運の女神」と引っ張りだこに合っているのは、近藤千夏子さん。
2週前のAbema TVツアー「HEIWA・PGM Challenge I 〜Road to CHAMPIONSHIP 2018」で夫・啓介のキャディバッグを担いで優勝に導いた。

3月に入籍を済ませたばかりの新婚Vで、夫は今週の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」の3度目の出場権を得たが、 なぜかここ宍戸で千夏子さんがキャディをつとめるのは正岡竜二だ。

「最初は担いでもらおうと思っていたんです」と夫・啓介。
「でもここは意外とアップダウンがきついじゃないですかあ・・・」。
夫の身長180センチに対して、152センチの千夏子さん。
ほぼ30センチ差の妻への献身愛。
その隙を狙ったのが、夫婦共に親交が厚いという正岡だった。

大会前週の土曜夜に、急に飲みの席に電話をしてきて「俺のキャディに奥さん、どう?」。
せっかく夫が気遣ってもけっきょく妻は、きゅうきょ果敢にタフな宍戸を歩くことに決めた。

普段は地元・名古屋の愛知カンツリー俱楽部で、ハウスキャディとして働く千夏子さん。
4月の中日クラウンズは夫のキャディをするつもりで休暇を申し出ていたのに、啓介が急に「やっぱり兄に担いでもらう」と“ドタキャン”。
それなら、と千夏子さんにオファーを出したプロ8年目の狩俣昇平が、初出場の和合で大健闘の12位タイにつけた。

それ以来「仲間内でうちの嫁が“持ってる”と話題になった」と、夫・啓介も自慢の嫁だ。
「それからみんながうちのを使いたがるようになった」と今週の正岡もその口で「俺のことも幸運に導いてくれる」と、期待でギラギラ。
少々、重荷の千夏子さん。
「プレッシャーなんですけど・・・。竜さんには最低限、まず予選通過はしてもらいたい」といざ本戦では夫の戦いぶりを、気にかける余裕もなくなりそうだ。
「僕は僕で、少ないチャンスを活かして次のチャンスにつながるような結果を残すだけ。お互いに、頑張れればいい」と、夫・啓介。
はてさて、共働きの結果はいかに・・・・・・。

ちなみに今回、妻になりかわって啓介のキャディをするのは地元茨城出身のプロ10年目で昨季のファイナルQT通過者の一反田拓三(いったんだたくぞう)だ。
今回は、本戦出場はならなかったが、明日のツアーメンバーを目指している。
それぞれの夢と希望が交錯する。
いよいよ31日に幕が開ける。
今年は宍戸で、どんな感動ドラマが生まれるか。

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