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日本プロゴルフ選手権大会 2018
プロ日本一のピンフラッグを手に入れよう
今週は、クラブハウス前パッティンググリーン横の青いPGAテント内や、ギャラリーゲートなどで購入できます。
今週も石川遼は、プレーでも盛り上げたいのはもちろんだがプロ日本一決定戦の舞台は、一筋縄ではいかない。
初出場の08年から数えて6度の出場のうち、唯一予選通過を果たした11年の12位タイが最高。
悔しい思いをしてきた、という負の要素としては「一番じゃないですかね」と、つぶやき苦笑いだ。
「フェアウェイが狭くてラフが深いというセッティングになんとか対応したいと思うが、コースとの相性は良くない」。
会場の千葉県・房総カントリークラブは開催が決まった3年半前から主催のPGAとがっちりとタッグを組み、コース改造に取り組んでこられた。
ラフは平均70ミリと、長さはさほどでなくてもこの時期、それでかえってボールが沈み込み、すっぽりと覆い隠してしまう。
さらにグリーン側からティーインググラウンドに向かって徹底的に逆目になるように刈り込まれているそうで、ラフに入れたら最後というような状況で、先週のツアーの空き週と今週火曜日のプロアマ戦で下見をした際の感触では自身2年ぶりとなる今年のプロ日本一の舞台もまた難解だ。
「ティショットが曲がった選手には0.5打の罰がくるセッティング。そこを1打にせず、良いリカバリーができれば0に収まるし、出来なければ1になるという差」と頭が痛い材料が、てんこ盛りを承知で「あくまで自分のスタイルで戦う」と、石川は言い切った。
「初日から縮こまったり、置きに行くプレーをすると、1日のスコアは良いが4日間は持たない。ラフに入ることを怖がらずにいかにパーセーブできるかということと、どんな難しいホールでも、バーディを獲りに行く姿勢。そこに実力の差が出る」と信じて疑わない。たとえ苦手なコースでも、攻めの姿勢を曲げないのが新選手会長の哲学だ。