Tournament article
SMBCシンガポールオープン 2018
ナイスカムバック! 石川遼が2アンダー
本人は、苦笑いで「今日は出たり入ったりのゴルフ」と、インスタートのこの日は序盤の10番でボギーが先行。
そこから3つのバーディで折り返しても後半は、2番から立て続けに吐きだした。
パー3でグリーンを外して寄らず入らず、ボギーを叩くと続く3番では「左林のラテラルウォーターハザードに入れた」と、5オン1パットのダブルボギーだ。
前半の18番ではイーグルを奪うなど、快調にスコアを伸ばし続ける同組のガルシアのかたわらでモタついたが、それでも「首の状態は昨日よりいい。80%くらいまで良くなってきている」と気丈に、8番では7メートルのバーディパットをねじ込むなど、ガルシアとは3打差まで盛り返してきた。
「ガルシアはやはりさすが。初日からいいグループに入れてもらって、緊張感あるラウンドが出来て楽しかった」。途中、崩れかけたが隣のマスターズ覇者の存在を、抑止力とした。
「シンガポールで初めてのプレー。内容は悪いと言わざるを得ないが、アイアンが良くなれば、もっと良いスコアで回れると思う」と新選手会長は前向きだ。
開幕直前に違和感を覚えた右首から肩甲骨あたりの腫れは完全には引いておらず、まだ普段どおりに振り切ることは出来ないそうだが「3クォーターショットのショットで、100%の飛距離を出している」と痛いなりにもスイングに工夫を凝らして、何の遜色もない。
「あがりの2ホールで、アイアンで気づいたところもあるので、明日からにつなげられたら」と、貪欲だ。