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elite grips challenge 2018
コースを熟知する田中秀道が考える最終18番の難しさとは!?
「個人的には昨年のこの大会以来の出場になりますが、今年からAbemaTVツアーとして3日間になったことで短期決戦と言われた2日間競技よりも、ゲームプランの組み立て方などが重要になります。これは上で4日間戦うためには非常に大きいことだと思います。ツアートーナメントで戦う前のこのステージということを考えると、よりツアートーナメントに近い状態というのが好ましいわけで、そういう点では本当にありがたいですね。特にこのコースは実力の差がはっきりと出るコース。明確なマネージメントが必要になります」。
自身のゴルフの状態が良くないだけに、この日はコースに打ちのめされたと話す田中だが、プロ達が口を揃える難しさの要素とは何なのだろうか?
「今日の自分もそうですが、ちょっとでも自信がないと、とてつもなくプレッシャーが覆いかぶさってくるんです。このコースは視覚的な圧力がすごい。おそらく若い選手たちはこういった景色を目にする機会が少ないから、余計に圧を感じるんだと思います。ただ、自分球を極めることができれば、このコースを攻略するプランがどんどん出てくると思うんです。池など打っちゃダメな箇所があることでポジションが明確になる。このコースは回るだけで、新しい自分というか自分に足りない部分なんかを発見する良い機会になると思います」。
最後に見せ場となる最終18番ホールの攻略法を聞くと、意外にも池越えになるセカンド&サードショットではなくティショットだと言う。
「15番が打ち下ろしで長いパー3。16番が左に川があるので、目線をやや右に取ります。それで打ち下ろしの短いパー3をやって最後の18番なので全て目線の取り方が変わるんです。急に左に目線を取らなければならないので、ターゲットを決めにくいのが最終ホールの難しさですね」。
攻略するには自信を持って打って行くこと。コースの難易度は数字的には確かに高いが、それをより高くするのも低くするのも自分の実力次第ということになる。