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HEIWA・PGM Challenge I 〜Road to CHAMPIONSHIP 2018
近藤啓介 夫婦二人三脚で掴んだ嬉しい初優勝!
最終組の1つ前でスタートした近藤は、前半を3バーディ、1ボギーの2アンダー34で折り返すと、後半も終始攻めの姿勢を崩さず着実にスコアを積み重ねた。
最終ホールを迎えた段階では後ろでプレーしている和田章太郎に1ストローク遅れている認識だった。そのため最後は攻めるしかないと決めていた。今週は3月に入籍したばかりの妻の千夏子さんがキャディをつとめていたが、千夏子さんとも意見が一致。それで腹を決めることができた。
「(最終ホールは)初日、2日目とは風が逆でフォロー気味だったのでチャンスがあるかなと思っていました。ティショットも良いところに打てたので、それでセカンドショットは3番ウッドで思い切っていきました。距離的にはギリギリかなと思っていたんですが、まさかオーバーして池ギリギリだったとは思いませんでしたが」。
近藤はそこからバーディを奪い、結果的にはこの強気の攻めが呼び込んだバーディは優勝の決め手となった。
「本当に嬉しいです。今年に入ってからスイングを少し改造していて。取り組んでいることは色々あるんですが、メインのテーマは緊張した場面で左に巻いてしまうショットを矯正することです。だから、最終ホールのセカンドショットはプレッシャーでしたね。でもそういった優勝争いで緊張するシチュエーションで自分がどれだけの球を打てるのかを知りたかったというのもあって、そこを自信を持っていつものスイングで振り切れたのがよかったですね」。
おそらく内心はドキドキだったのかもしれない。ただ、千夏子さんの存在が近藤に自信をもたらしてくれたことは間違いない。
「キャディをしてもらうのは今回が初めてではないんですが、攻め方やグリーンでのラインなど、意見を交換して、それが合った時は本当に自信を持って打てるので、それは自分が求めていることで、本当に力になっていますね」。
3月に入籍したばかりで、まだ挙式などの予定は立てていないとのこと。予定は?との質問に「これからの稼ぎ次第ですね」と苦笑いしながら話す近藤だが、この優勝を機に目標であるレギュラーツアーへの出場権を獲得し、年末には千夏子さんに大きなプレゼントをしたいところだ。