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東建ホームメイトカップ 2019

もしやこちらも平成最後の男?! 中里光之介がホールインワンを達成

今年の第1号は、6番パー3(219ヤード)で達成された。
国内開幕戦の3日目にプロ10年目の26歳、中里光之介が今季最初のホールインワン。

美味しいひと振りは、6番アイアンで打った。
「ティショットは風に乗り、ピンに筋(すじ)った」。
軽くバウンドすると、スライスラインを描いてカップに消えた。
「ばっちり見えた。ひゃっほーいって叫んじゃった。嬉しかった」。

実は中里もひそかに“開幕戦男”だ。
前回、試合での快挙は昨年4月。
こちらは、チャレンジトーナメントの「Abema TVツアー」の開幕戦「Novil Cup(ノヴィル・カップ)」2日目の13番ホールでもホールインワンをしており、おまけにその週は練習日にも別のホールで達成。
2年続けて何かと“開幕づいて”いる。

初シード入りをかけて、出場予選会のファイナルQTのランク2位の資格で本格参戦する今季。
今週の開幕戦は、初日から知らずに力が入っていたようだ。
「グリップを握る圧が強すぎた」とショットが散らばり、60位タイは通算1アンダーで辛くも決勝進出。
「いつもはいい意味で、“ちゃらんぽらん”が僕の良さなのに」。
反省して3日目からは、「打つときは真剣に、打ち終わったら楽しく会話」と普段どおりにオンオフのメリハリをつけて、上昇の兆しをつかんだ。

すらりとイケメンは今年から、JGTOが立ち上げたファンとの交流イベント「ゴルフFAN! プロジェクト」で、注目プロを集めて構成する「クローズアップメンバー」の一員に抜擢。
今オフはふれあいイベントに参加して、男子ゴルフの周知に一役買った。

「おかげで応援してくださる方も増えて、こういう活動を通して露出していくことが大事と分かった」。
5200余人のギャラリーが駆けつけたこの日も、中里の快挙達成を見たお客さんたちが「僕以上に喜んでくださった」と、感謝した。
「成績を残しつつ、魅せるゴルフも大事」と、痛感できたという。

最終日に達成者が出なければこれが「平成最後のホールインワン」となる。
「そうなれば、よい称号」。
いい気分で迎える最終日は「僕にももう“ワンチャン”ある。狙っていきたい」。首位と7打差の通算3アンダーからの大逆転初Vなら、それ以上に偉大な称号もついてくる!!

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