昨年から米ツアーで戦う小平が、2年ぶりの今大会で地元福岡の人気アイドルグループ「HKT48」の「最高かよ」を、スタート時の”勝ちウタ”に選んだのは「ウェアメーカーのスタッフと、マネージャーがファンだから」。

アメリカを共に転戦中も、小平の趣味を無視して（？）車中のカーステレオで”ヘビーローテーション”。
「2人がいつも流しているので。福岡の名物でもあるしちょうどいいか、と」。
お2人は、31日土曜日のプレー後に、今年も18番グリーンで開かれる予定の「HKT48」のスペシャルライブもとても楽しみしているそうだ。

そんな”チーム”のテーマ曲もハマって、「初日としては、上出来のスタートなんじゃないかな」。
8バーディ、2ボギーの66。6アンダーの内容は、主戦場のアメリカと「やってるゴルフは何も変わってない。でも日本なら、こういう好スコアが出せるんです」。

昨年4月の「RBCヘリテージ」を制して参入した米ツアーの18ー19シーズンは、プレーオフシリーズ進出を逃して終戦。
22試合に出場したが、最高成績は32位タイ。予選落ちは10回。
フェデックスポイントランキングは昨年の94位から大幅ダウンの180位以下になると見込まれ苦戦した。

V経験があってもまだ埋められない最高峰ツアーとのギャップ。
「自分のゴルフは出来ていると思うけど、まだ通用していない感じはある。日本に帰ってきて、よいスコアを出して、自信をつけてまた向こうに臨みたい」。

この日は、特にグリーン上でアメリカでの経験が生きていると感じられた場面もあるといい、「そういう部分では、成長したなと感じられた」。
9月の米ツアー開幕までもうすぐ。
俺って最高と、胸を張って言える結果を主戦場に持ち帰る。

• 小平 智