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RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント 2019

忌引き明けの石川遼がコース入り。ぶっつけ本番で、3戦連勝の偉業に挑む

九州豪雨によるコースコンディションの不良で、スタートが4時間遅れの影響で、23組69人が翌30日に第1ラウンドの競技を持ち越した。
3試合連続優勝がかかる石川遼は、後半の2番ホールを終えたところで日没による中断。スタートの10番でティショットを左に曲げるボギー、11番と17、18番の3バーディは2アンダー、暫定44位タイで7ホールを残した。

先週木曜日に義母を亡くして当初は、今大会も未定としていた。
2試合連続優勝を達成した先週の日曜日に葬儀のために、いったん自宅に戻って「3日間という短い時間でしたけど、妻とも一緒にいることが出来ましたし、家族とも話し合い、自分にできることを自分なりに考えた」と出場を決意。
プロアマ戦を1日欠席しただけで、前日28日夜にはまた家を発ちこの日初日は、スタートの約2時間前の14時にコース入りした。

ぶっつけ本番で、石川は青木やジャンボらに並ぶ史上7人目となる3戦連勝の偉業に挑むことにした。

最愛の家族を亡くしたばかりで「まだまだ、家族で乗り越えないといけないことはいっぱいある。一人の旦那としての役目も求められている」。
後ろ髪をひかれながらあえて出てきた会場は、周辺が大災害に見舞われ今週もまた、選手会長としての役割も試される。

「福岡、九州出身の選手をはじめ、選手一同がベストを尽くして大会が成功裏に終わるようにという思い」。
第1ラウンドの残りは、30日金曜日の朝8時に3番のティショットからリスタート。
初日から波乱の中で、石川が今週もさまざまな思いを秘めて快挙に挑む。

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