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ANAオープンゴルフトーナメント 2019

27歳最後の試合は6位。石川が今週も最終日の遼チャージ

17日に誕生日を控えて、27歳最後の試合はスポンサー契約を結ぶANAの大会。5打差の11位タイから出た石川遼は、15年以来となるホストVはならなかったが、2打差の6位。
震災による昨年の中止から、2年ぶりの開催を選手会長も最後まで盛り上げた。

最終日は、6バーディ1ボギーの67。
「あまり今週は調子がよくなかったですけど、かみ合わない中で、この順位はあまりなかったこと」。

連日、多くのギャラリーが、駆け付けた。
大会の復活初日の木、金も道民ギャラリーには無料で開放され、4番と5番、14番と15番の間に設定されたプロとのハイタッチゾーンでは、差し出された無数の手と手を合わせて触れ合った。
「前回、勝ったときはアメリカから帰ってきてスポット参戦でしたが、あの時よりも多く感じる。熱も感じたし、応援が力になった」。

14番の連続バーディで、首位に1差と迫ると声援はますます大きくなった。
「たくさんの方に、見に来ていただいている。最後の3ホールで1位の見える状況を自分で作るというのが今日は出来ればいいなと思っていた。優勝を狙い、期待に応えられれば」。

史上最多の”6人”によるプレーオフ、とはいかなかったが、最後まで可能性を匂わせて、開催復活初年の輪厚(わっつ)を沸かせた。
毎日、サインを求める途切れない行列にも最後まで応えて「優勝できるかも、という位置でやり続けること。どういう状態でも優勝争いに入り続けることで、また勝てる日がくる」と、石川。
バースデーウィークの次週は連戦の休息と調整に充て、再び戦いの英気を養う。

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