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日本オープンゴルフ選手権競技 2019
石川遼は3Rを通算6オーバーでフィニッシュ(20日、最終日)
ほとんど休む間もなく始まる最終ラウンドで、さらなる上昇を期す。
この日の競技再開は朝7時50分と早朝にもかかわらず、大ギャラリーに見送られて再びコースに出た石川。
最後、右ドッグレッグの9番パー4で、ティショットをグリーン手前のラフまで運び、2打目は絶妙の寄せ。
OKバーディを奪い、第3ラウンドの残り5ホールを、1アンダーでまとめて大きな拍手に包まれ上がった。
大雨のため、中断となった18日金曜日は、通算8オーバーの70位タイでホールアウト。その時点では、今季初の予選落ちもまぬかれない順位だったが翌日、再開された第2ラウンドで、徐々に上昇。カットライン上の53位で、辛くも決勝ラウンドに進んだ。
第3ラウンドも日没中断になった前日19日の土曜日は、5ホール残していったん引き上げてきた際には「通ったからには何があるかわからないなという思いがあった。自分のできる最大限のゴルフを」と、話していた。
「自分なりに反省したり、復習したりして、気持ち的にはすっきりしていた」と、心新たに臨んだ決勝ラウンドだった。
続く最終ラウンドは、わずかな小休止ののち、すぐに再びコースに出る。
「長い1日になりますし、けっこう大変ですけどあまりコースに対して先入観を持たずに自分のゴルフをやっていきたい」。
今年のゴルファー日本一決定戦もいよいよ残り18ホール。
どこまで巻き返してこられるか。