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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2019

大河くん、おめでとう! 石川遼がブリヂストンオープンの会場で男子二部のアマVに祝辞

大河くん、おめでとう!
”主催者”の石川遼も、レギュラーツアーの会場で快挙を喜んだ。
11日金曜日に最終日を迎えた、男子ゴルフ二部のAbemaTVツアー「石川遼everyone PROJECT Challenge(10月9日〜11日、栃木県ロイヤルメドウゴルフ倶楽部 )」で東北福祉大2年の19歳、杉原大河さんが2010年の小平智(鳩山カントリークラブ・GMAチャレンジ)以来9年ぶりのアマVを飾った。

首位に5打差の7位タイからスタートした杉原さんは、8バーディボギーなしの64で回ってプロの小林伸太郎とのプレーオフに突入。1ホール目にボギーとした小林に対し、杉原さんは2オン2パットのパーで勝ったが「最後のバーディパットを外して悔しい」。
勝ってなお、伸びしろをしめした。

同大会は石川が、若手の発掘と育成を狙って2013年に起ち上げた冠試合だ。
石川が出場する男子のレギュラーツアーは、「ブリヂストンオープン」の真っ最中。
会場の千葉県・袖ヶ浦カンツリークラブで第2ラウンド終了後に朗報を聞いた石川は、「彼のことは小6ぐらいから知っていた。会う度に身体も大きく、下半身が強くなり、それを生かすスイングで330ヤードは飛ぶんじゃないか。本当に楽しみな選手。おめでとう」と新スター誕生を喜び、祝辞を届けた。

この日の石川は、7番で痛恨のダブルボギーもあったが16番パー5では残り20ヤードの3打目を58度のウェッジで打って直接カップに沈めるチップインイーグルを奪うなど「68」。
通算5アンダーの26位タイで、決勝ラウンドに進んだ。

大会3日目の12日土曜日は、台風19号の悪天候を考慮して、中止に。スタート前に、決定を聞いてコースに出ていた石川は「けが人が出ないことが一番。対策や予防が凄く大事」と選手会長も、まずは率先して安全管理につとめて翌最終日の秘策を練る。

<男子二部でアマVを飾った杉原大河(すぎはらたいが)さんのプロフィール>
1999年1月4日生まれの19歳、徳島県出身。
5歳からゴルフを始め、19年には世界ジュニア選手権で優勝。生光学園高校時からナショナルチームで活躍し、現在は松山英樹も在籍した東北福祉大の2年生。
身長174センチ、76キロ。

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