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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2019
アマの砂川公佑さんが2打差3位
首位と2打差の3位タイで初日を飛び出した。
ベストアマを獲得した5月の関西オープン以来となる今年2度目のプロの試合。「今年やった中で、一番グリーンが速かった」と、前半こそパットのイメージがつかめず手こずったが、14番で9メートルを沈めて覚醒。一気にスコアを縮めた。
大学OBには、シード選手の大堀裕次郎や、この日は4アンダーの5位タイにつけた木下稜介ら。
「でも学年が重なっていないし、離れすぎています。畏れ多くてガツガツいけない」。
今年の日本学生を制して、大会は17年以来となる2度目の出場でも先輩方に、あいさつするので精いっぱい。
モジモジする本人の代わりに気を利かせてくれた主催者に、ブリヂストン契約プロの片岡大育(かたおかだいすけ)との練習ラウンドをセッティングしてもらって、コース攻略を学んだ。
「今日、ボギーひとつで収まったのは、マネジメント通りに打てたおかげです」と、感謝した。
父や祖父の手ほどきで、「気づいたら、クラブを握っていました」と、物心つく前からゴルフを始めた。
身長167センチと小柄で、平均飛距離は270ヤード。
「飛ばない分、100ヤード以内をいかに2打で上がるかという練習をしてきた。アプローチやパットでボギーを少なく、リスクなくバーディを獲るゴルフ。今日少しは成長を感じた」。
卒業後のプロ入りに向けて、手応えのある初日となった。
史上4人目のアマVもにらめる好スタートだが、「優勝は気にしない。自分の今出せる、実力を出すのが一番の目標です」。
謙虚に言った。