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三井住友VISA太平洋マスターズ 2019

賞金1位と3位の挽回ならず。石川遼は2週連続の予選落ち

初日に揃って出遅れた賞金1位と3位の挽回は、ならなかった。今平周吾と石川遼の直接対決は、苦しい中にも明暗を分けた。

通算2オーバーの39位タイから出た今平は出だしの1番で、乗らず、寄らず、入らずのダブルボギーを打つなど、一時は危うい位置まで落ちた。

「ハーフターンでカットライン上にいたので、予選落ちもちらつきながらやっていた」。
折り返して後半10番で、バーディなしに終わった前日初日から数えてやっとこの週の初バーディを奪って「後半から切り替え、新しい気持ちでやったらうまくいった」。
通算4オーバーの46位タイと、スコアと順位は初日から落としたが、辛くも決勝進出。
「明日から期待したい」。
賞金1位は、冷や汗をぬぐった。

賞金3位は、2週連続の予選落ちを喫した。
この日バーディは2つだけ。5ボギー、1ダブルボギーの「75」。石川は通算12オーバーの79位で終戦…。

だが悲観の色は、見せなかった。
1Wの不振で、今季初の予選落ちを喫した先週。
2日目には、ドライバーをバッグにも入れずにコースに出たほど。
「先週は真っすぐ行く気がしなかったが、それに比べたら、今日もほとんどドライバーが持てたし、よいショットも打てている。1打1打の内容は、よくなっている」。

結果には結びつかなかったが、距離のある6番のパー4では「90点」と、及第点のティショットも打てたという。

「良くなっていく過程では、良い時もあれば悪い時もある。波があると思うし、焦っても意味がない。まずは自分のできることをしっかり地に足着けてやるしかない」と、気丈に言った。

この2日で平均304.50ヤード飛ばして、せっかく1位についたドライビングディスタンスもこの予選落ちで、4日間での記録は消えるが「それも自分にとってはよい材料」と、自信につなげる。

目下、賞金3位の賞金レースにも響くが「1打1打の内容は、よくなってきていると思うので。そういう1打を積み重ねていって、内容と結果が一致するのをただただ、待つしかない」。
落胆する間をおかずに地道に取り組む。

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