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ダンロップフェニックストーナメント 2019

噂どおりの破壊力。米のキャメロン・チャンプがさっそく1位に

毎年、海外からの招待選手が出場することで、注目を集める一戦。
今年の全米オープン覇者、ゲーリー・ウッドランドを筆頭に、世界ランカーと日本勢との共演も見もの。

初日は松山英樹と今平周吾と回って、スコアは2オーバーとやや出遅れても、前評どおりの”1位”を獲ったのが米出身のキャメロン・チャンプだ。

17年にプロ転向してから、すでに米2勝の24歳が、常に注目を浴び続けるのがその飛距離。

米二部ツアーから、PGAツアー昇格を果たした18年の平均飛距離343.1ヤード。
19年シーズンには、飛ばしNO.1に輝いた。

今週も初日から、さっそく期待に応えてフェニックスの4番、12番で計測中のドライビングディスタンスで1位に(平均319.50ヤード)。
4番では、なんと342ヤードを記録した。

その分、松林にセパレートされたコースではトラブルも多く、18番では松の木に絡みつくようにしてリカバリーショット。
ハラハラさせたり、アイアンショットで松山の同じくらい飛ばしてギャラリーの度肝を抜いたり、見ごたえたっぷり。

先週の米ツアー「マヤコバクラシック」の会場からそのまま発ち、開幕前日の20日水曜日に到着したばかり。
初出場のコースは、インの9ホールを歩いて見てまわっただけの、まさにぶっつけ本番。
「14番でトリプルボギーを打ちましたが、それ以外はまあまあのラウンドだったと思う。この状態を続けられれば波に乗れると思う」と、コース攻略は時間の問題?!
覚醒の瞬間が、怖ろしいような…。

<キャメロン・チャンプ>
1995年6月15日生まれの24歳、米カリフォルニア州出身。
米ツアー2勝。
大学のアマ時代に全米オープンに出場するなど、輝かしいキャリアで2017年にプロ転向。
18年の米下部ツアーの「ユタ州選手権」で優勝すると、同10月の「サンダーソンファームズ選手権」で、米ツアー9戦目にして初優勝を飾った。
今シーズンは、セーフウェイオープンでさっそく2勝目。
平均飛距離340ヤードを超える新飛ばし屋として、注目の若手。

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