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カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2019
初日は揃ってボギーなし! 石川と共に、堀川未来夢も狙う大逆転の賞金王
「そういえばこの組全員、まだボギーを打ってないですね」とこの日、同組で回った石川遼と、浅地洋佑にそう伝えた途端に、自身は5番でボギーのピンチ。
だが、1.5メートル残したパーパットをしっかりしのいだ。
「ほかはピンチもなく18ホールを終えられた」と、石川、浅地らと共にボギーなし。
「3人共と言うのはなかなかない」。同伴競技者にも恵まれ、「67」で回って堀川未来夢が2位タイで初日を終えた。
かつて、シード権争いに敗れたコースで今年は、賞金レースにわずかながらも望みをつなぐ。
プロ1年目の15年に初シード入りをしながら、翌年にすぐ陥落。一発逆転を賭けて臨んだものの、予選落ちを喫して道を絶たれたのが16年の今大会だった。
「3年前は、ここで悔しい思いをして(予選会の)QTに行ったが、今年は立場が変わっていい位置にいる」。
6月に、5年シードの「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」でツアー初優勝を飾って、今年は堂々、賞金ランク6位で今大会を迎えた。
同5位の石川遼と共に、今大会を含めて堀川も、今季2戦で連勝なら、賞金王の可能性を残す。
「予選落ちが多かったり、毎年びりでスタートしたり、とあまりいいイメージがなかったけど今日のようなゴルフをもう3日間続けて優勝、優勝…と行けばチャンスはあると思う」。
3年前に泣いたコースで今年は石川らと共に挑む、大逆転の偉業に成長のあとを刻む。