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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2019

ブレイク中の県勢、大槻と星野。挟まれる石川。3人の思い

2週前にプレーオフで争ったばかりの星野と大槻が、令和初の日本タイトルで初日から、再び。
復帰初戦の石川遼を挟んで、初日を同組で出るのはいまもっとも勢いのある県勢2人。
そして、因縁の2人。2週前。「関西オープン」ではプレーオフを戦った大槻智春と星野陸也。
日大の先輩、後輩は6つ年上の大槻に軍配があがった。
プロ10年目のツアー初優勝であった。

その翌週、つまり先週の「ミズノオープン」の会場はまさに大槻の地元も地元。ザ・ロイヤルゴルフクラブは茨城県神栖市の自宅から、車で30分の立地であり、「勝った次の試合であり、サトシと一緒の組であり…」。

2週連続Vという大きな期待と共に、予選の2日間は日大同期の小平智と同組ということもあり、8000ヤード超の怪物コースで注目を集めて「疲れてしまった」。
それに比べて今週も、2週続きの地元開催ではあるが、会場の宍戸は自宅から車で1時間半ほど離れた笠間市。
「先週よりは気持ちが楽です」と、場所を移してほっとしたのもつかの間、「今週は陸也と、遼くんと一緒で…」。
再び大・注目組に入れられ、息をつく間もない。

初Vするなりブレイク。
「ありがたいこと」。
どんなにフォーカスされても、勝った翌週から当初の目標は変えない。
「まずは予選通過をして、30位内に入ること」が今年、自分で取り決めたこと。「そこはブレずに行きたい」。難コースでこそ、こだわりが生きそうだ。

対する後輩の星野こそ、今週は車でわずか10分の地元も地元で虎視眈々。
「関西オープンのプレーオフでは大槻さんと競って負けてしまいましたが、お互い伸ばしあい、いい流れで来ているのでまた一緒に上位争いできればいい」。

そして1か月ぶりの復帰戦で、2人の県勢の闘志に揉まれる形の石川。
「2人とも生まれ育った地ですし、このコースは僕もジュニア時代によく回らせていただき思い入れがある。相乗効果で、僕のことも連れていって欲しい」と、県勢2人から受ける波及効果に期待を寄せていた。

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