Tournament article

日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2019

石川遼は8ホールを残して第2ラウンドを翌日に持ち越し

明日も頑張ろう
腰痛からの復帰初戦の予選通過は、翌8日に持ち越すことになった。
石川遼は暫定62位タイの通算3オーバーで入った11番ホールのティショットを打ち終えたところで、濃霧のためいったんコースを引き上げてきた。

2日目は朝の落雷で競技が一時中断し、最初13時50分予定だった石川のスタートも、2時間30分以上も遅れた。

雷は去ったが雨は降り止まず、ときおり雨脚も強まり、からりと晴天下でアイアンの刻みを多用した前日初日も、この日はランで飛距離を稼ぐことは望めずドライバーを振る回数がおのずと増えた。

1Wで「チーピン」を打って、左のがけ下に落としてボギーを打った6番など苦しい場面も、「あそこはOBまで1メートルくらい。セーフだっただけでも良かった」と前向きに、「昨日は(星野)陸也に10ヤードくらい負けてましたが、今日はボールに合わせないで振れてた時には、同じくらい飛距離も出ていた」。
特にティショットが打ちにくいホールが多いコースで飛ばし屋の弟分にも、張り合えるくらいに振り切れる場面が増えてきたことを喜んだ。

翌8日は早朝6時30分に、上位60人が決勝ラウンドに進めるカットラインの瀬戸際から残りの8ホールを再開するが「スコアに一喜一憂して、悪いからとスイングを変えたりすると、次のトーナメントに響く。明日上手くいかせるために細工するとかではなく、いま自分にできること、練習してきたことを1打1打やるだけ」。
波乱の中でも自分のゴルフを見失わず、苦手コースと懸命に向き合う。

関連記事