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関西オープンゴルフ選手権競技 2019
異色のスイッチヒッターがデビュー戦。21歳の高橋慧に注目
5位タイにつけた高橋慧(けい)は左右両打ちの"スイッチヒッター"。
野球での例は多いが、ゴルフでは聞いたことがない。
調子によって、入れ替えることもあるというが近頃は6番Iと8番I、PWが左利き用でほぼ固定。
しかし初日はちょうどその距離が残らず、披露には至らず「今は、左打ちのほうが調子がいいので残念!」。
ひとまず右打ちで通した記念すべきデビュー初日は68でまとめて上々のスタートを切った。
8歳で、ゴルフを始めた時にお父さんの良実さん(51歳)に言われたのが「誰にもまねできないプロを目指せ」ということ。そのひとつとして、両打ちを勧められ、練習も倍かけた。
1日1000球〜1500球のペースとして、2年で約100万球を打った頃には、完璧に習得。どちらで打っても飛距離は変わらず状況に応じ、両打ちともにフェード球を、難なく打ち分けられるまでになった。
ツアーは新潟県の開志学園高3年時の2016年に、ダンロップ・スリクソン福島オープンに初出場を果たしたその年12月にプロ転向。
それから3年経た今年は、QTランク210番目とまだレギュラーツアーの出場権には恵まれないが、今大会は4月に行われた予選会でトップ通過を果たして"初切符"を得た。
「まずは予選通過」と燃えている。
「今日は打ちませんでしたが、練習ラウンドではかなり使った。明日は、左打ちするかも」。
スイッチするその瞬間を、目撃できたらラッキーかも!