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関西オープンゴルフ選手権競技 2019

2週前の雪辱を晴らす。大槻智春がV戦線に急浮上

1日9アンダーを出したスンスには及ばなくとも、初日の1オーバーから大化けの65は大槻も同様だ。
初日の81位タイは、予選通過も圏外からこの日は一気にV戦線浮上。

打ち砕かれた自信回復の一助にもなる2日目の好プレーだった。
「先週はずっと、ゴルフのことばかり考えていましたので…」。
2週前の「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ」は、千葉県の総武を舞台に、最終結果は49位とどうにか4日間は戦っても「コースが難しいのか、自分のゴルフが悪いのか。わからなくなって…」。
日大同期の小平智のように、将来は海外でという人生設計を、改めて考えなおしたほど。
「あのコースでもっと上で戦いたかった。そのために必要なことは…」。
答えを書籍に求めて読書にふけったり、先週のオープンウィークは熟考の1週間。
その答え合わせをするにも、絶好の位置まで持ってきた。

先週は、池村らが参加したIT関連企業主宰の合宿に大槻も、社長さんと知人のよしみで飛び入り参加。
自宅から車で約30分の「ザ・ロイヤルゴルフクラブ」で大槻も、同年代に交じって充実の1日を過ごして、初優勝への思いを強くした。

一昨年のチャレンジトーナメント(現AbemaTVツアー)の賞金王は昨季、初シード入りに成功。
シード元年の今季、次週から地元茨城県での開催が2週続く。
その直前のV争いは、「4日目にいいところで回れたら、勝手に意識すると思います」。
嫌というほど思考を重ねた翌週は、いっそ無心で週末に飛び込む。

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