この日7日の土曜日は、ゲンちゃんこと時松隆光の26歳の誕生日。「ろくな1日じゃなかった」。

通算1アンダーの30位タイから出た3日目は、なんとか好スコアでよい1日をと思ったが、「ここは距離があるのでフェアウェイにいないと乗らない、寄らない、入らない」。
三重苦も難しい前半のアウトコースをすべてパーでしのいで折り返したのはよかったが、後半は10番からいきない3連続ボギーを食らった。

通算2オーバーまで落ちて「今日はノーバーディで終わるのかな…」。ちらりとよぎった悪夢は、15番で唯一のバーディで、「最悪の状態は避けられた」と、どうにか払拭しても「今晩の予定は何もない。誰が祝ってくれるわけでもない…」。

消沈してコースを上がってきたゲンちゃんを、嬉しいサプライズが待っていた。
塚田陽亮ら、いつも一緒に練習する先輩プロが、誕生日のケーキを持って現れた。お祝いムードに包まれ、ろうそくを吹き消し、鼻の頭にクリームを乗っけて「…涙が出そうです」。
これで最終日も頑張れる！

• 時松 隆光
• 塚田 陽亮