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ZOZO CHAMPIONSHIP 2019
石川遼が人生初のアルバトロスを達成
この日、23日水曜日はファンには非公開のプロアマ戦。
プライベートな空間で突如、関係者の歓声が起こった。
18番は562ヤードのパー5。フェアウェイ右サイドから、目の前の木をよけて、フェードボールで狙った3Wの残り261ヤードの2打目はピン手前3メートルで弾むと、そのままカップに吸い込まれた。
パー3でティショットをカップに沈めるホールインワンは試合では2度あるが、規定打数より3打少なくあがるアルバトロスは、自身初。
その瞬間は、入ったとは思わずグリーンまでパターを持って歩いてきたところへ周囲の指摘を受けて、カップを覗き込んでニッコリ。
同伴ゲストの祝辞に、腕を突き上げ応えてみせた。
「入った瞬間は見えなかった。生まれて初めて。こんな週にできるとは。嬉しいです」。
日本で初めて米ツアーが開催されるという、歴史的瞬間の直前の出来事だった。
やはり、持ってる男!
せっかくなら、本戦中がよかった?
「いや、アルバトロスまで行くと思わないですね」と笑いながら「いいバーディとかなら明日も取れたらいいな、と思いますけどアルバトロスはさすがに。ホールインワンよりないイメージなので」といよいよ歴史的開幕を翌日に控えて、余韻はすぐにリセット。
プロアマ戦はこのアルバトロスを含む、5アンダーを出してコースの感触をつかんだが「伸びる人なら6アンダーは行くのかなという印象。フライヤーするし、グリーンも硬いので止まりにくい。フェアなセッティング。今の自分が良くも悪くも出る。その中でいかに良いスコアで上がれるか」。
初の米ツアー攻略に、頭をめぐらせた。