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Novil Cup 2019
安全運転のつもりが好結果に!諸藤将次が単独首位発進
好スタートを切ったのは推薦出場の諸藤将次。1イーグル、5バーディ、1ボギーの6アンダー66をマークし、単独首位に立った。
この日の諸藤はチャンスを確実にものにして、ピンチは粘り強く切り抜けるゴルフを展開。最終ホールとなった9番パー4でもバンカーショットを寄せきれずに残った約3.5メートルのパーパットをしぶとくねじ込んだ。本人曰く安全運転をするつもりだったのが、結果的に好スコアに結びついたと言う。
「今日はドライバーの調子が良かったですね。フェアウェイのいい位置から打てることが多かったので、逆にピンを狙うしかない状況になってしまって。(笑)
それが結果的にチャンスを作ることにつながりました」。
ティショットがとにかく好調だったと振り返る諸藤が手にしていたドライバーの長さは44インチ。持ち味のロングドライブが影を潜めるのではと思いきや、逆に飛距離は伸びたと言う。
「ヘッドスピードは出すことができないんですけど、ミート率がアップしているので、結果的に飛距離は伸びている感じがあるんです」。
2011年にツアー初優勝を飾っているものの、その後は怪我に悩まされて思うようなプレーができず、試合への出場機会も減っていた。それがようやく本来のゴルフを取り戻しつつある。まだまだ道の途中だが、これまでの苦しい経験をポジティブに捉えられるような結果を今週は残したい。
コースは広くロングヒッター有利と言われるが、それでもラフから打てばやはりボールは止まらない。鍵となる大会2日目に着実にスコアを伸ばすには、ティショットが鍵を握ると諸藤は睨んでいる。