首位とは６打差のイーブンパー55位タイからスタートした伊藤誠道が、６バーディ、３ボギーの３アンダー67でラウンド。ほとんどの選手がスコアを落とし、苦しんでいたアウトコースを３バーディ、１ボギーでラウンドして優勝争いに加わってきた。
「最終ホールのボギーはもったいなかったですね。トップと５打差ですか。厳しい状況ですけど、明日は１番からスタートなので今日と同じように難しいアウトコースをなんとか耐えて、後半にチャンスを作れるように頑張りたいです」。

今シーズンは思うような成績を残せていない伊藤だが、ここ数試合で少なからず手応えを感じているとのこと。今季は11試合に出場し予選通過は５試合にとどまっている。特に第４戦目からは５試合連続で予選落ちをするなど不振に陥っていた。ただ、その間も先輩などからアドバイスを受け、試行錯誤しながら自分が追い求めるものを追求する姿勢は変えなかった。その成果が少しずつ出始めている。その証しがこの日のアウトコースのプレーに現れていた。

明日の最終日、逆転で優勝するにはかなりのビッグスコアが必要になるだろうが、優勝争いという環境の中でゴルフをすることで、また何かステップアップするきっかけをつかんでくれることを期待したい。

• 伊藤 誠道