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ダンロップフェニックストーナメント 2020

杉本エリックがホールインワンを達成

本名は拓也です©JGTO
大学や、ジュニアの試合を合わせば8回目だが、プロの試合で自身初。プロ5年目。27歳の杉本エリックが、180ヤードの3番パーでホールインワンを達成だ。

「風は西から。フェードで風に乗せ、5Iで軽く打とう」と、計算された1打は、上手く打ったと感触はあったがバンカーヘリに隠れて、行方ははっきり見えなかった。

でも、同組の今野大喜が「入った!」と、証言。
「騙されないぞ!」と、なぜか疑心暗鬼で先に一応、奥のラフを確認してから覗いたカップに、ボールはあった。

賞の該当ホールではなかったが、主催3社から30万円のご褒美をゲット。
「ホントに?! 嬉しい! 彼女と美味しいものでも食べて、残りは貯めます、貯金します」と、感謝した。

千葉県生まれだが、1歳時に父の仕事の関係で、米サンディエゴに移住。
ゴルフも本場で覚えた。

南カリフォルニア大学を出て16年のプロ入りから2年は、PGAツアーラテンアメリカでプレー。日本ツアーは17年に初参戦。レギュラー昇格に奮闘中だ。

コロナ禍中の今年は、アメリカの自宅でツアー再開の時を待ち、9月の国内初戦に合わせて来日。横浜にある母親の実家で隔離を経て合流。
主戦場のAbemaTVツアーと合わせて、先週まで7試合をこなしたが、まだ思う結果がない。
「やることやって、土日でもっと頑張るしかない」。
この日の快挙を活かしたい。

ご両親とも日本人で、本名も拓也だが、ネイティブ英語を操り、立ち振る舞いも生粋のアメリカ人。
3日目は、マスターズ帰りの今平周吾と同組。
電動式のセルフカートと、異色の経歴も合わせてぜひお見知りおきを。

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