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フジサンケイクラシック 2020
第1ラウンドが終了。石川遼は出遅れ
プロ5年目の伊藤有志が5アンダーで、単独首位に立った。
さらに1打差2位に市原弘大、2打差の3位タイには宮里優作ら4人が並んだ。
石川遼は、出遅れた。
前日の第1ラウンドは2バーディー、1ボギー、2ダブルボギーの3オーバーと「バタバタ」。
72位タイでの幕開けは、「最悪の一歩手前のゴルフでした」。
スタートの10番でピンそばのバーディ。幸先よく、飛び出したが11番ではティショットが大きく右へ。
本来なら、観客がひしめくランディングエリアだが、感染防止のため今年は無観客での開催だ。
普段なら、球の行方もギャラリーに示してもらえるところ。3分の制限時間で見つからず、打ち直しのOB扱いに。
「少し、狙いに対しての欲、飛距離、そういった所が前半は強く出てしまい、そこを切り替えるのに時間がかかってしまった」と、さらに17番では、2打目がOB。
この日2度目のダブルボギーで前半「40」を叩いた。
後半のアウトは1アンダーで回り、3オーバーで踏みとどまったが、2010年の連覇を誇る富士桜で自己ワーストのほろ苦いスタートとなった。
歓声も溜め息も、励ましの声も聞こえない静かな初日。。
「改めて歓声のありがたみを感じましたし、いつも大きなサポートになっている」と、痛感。
「今日は非常に残念なラウンドになってしまったんですけど、明日も前向きに頑張って行きたい。全力で頑張ります」と、2日目以降の巻き返しを誓った。
そのほか、今季欧州ツアーから復帰の宮里優作は、午後から中断を挟んだ初日の17番で、日没ギリギリのイーグルを記録。
一気に3位に浮上して、「最後の方は見えなかったですけど、見えない方が良かったんじゃないか…」。
なんとかその日のうちに無事に回り終えて、安堵の苦笑が浮かんだ。
自粛期間中はコースにも、練習場にもいかず「家にこもりっきりで、家族サービス」。
久々に味わうツアーの高速グリーンには、警戒しながら「開催していただいたことに感謝しながら回っていた」と、話す。
首位に2打差の好発進。
「明日からもリズム良くやっていきたい。パッティングはタッチをしっかり合わせていけることを目標にしたい」と、再開初戦の好プレーを誓った。
なお、第2ラウンドは予定どおり、7時20分からスタートしています。