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TIチャレンジ 2020

上位は混戦!試合の流れを掴むのはパット巧者かも!?

長谷川 祥平
ホールアウトした選手たちからは「かなり気を使う」、「頭が疲れました」などと言う声が多く聞かれた。6692ヤードのパー70で行われている今大会。今どきのプロにとっては距離的には短いはずのコースで思うようにスコアを伸ばせないのはグリーンの難しさが要因になっている。

そんな中、要所でパットを決めてスコアを伸ばしたのが長谷川祥平だ。首位とは2打差の4アンダーの3位タイにつけている。長谷川は4番を終わって1オーバーと苦しい出だしだったが、絶対に獲りたい5番ホールでバーディを奪い流れを引き寄せた。

「何が特に良かったと言うわけではないですが、5番ホールのバーディは良かったと思います。流れが悪いときって、獲りたいホールで獲れなかったりするじゃないですか。あれでいい流れになったと思います」。
 
長谷川と同じく4アンダーの3位タイにつけたのが、この日27パットとパッティングがキレまくっていた滝雅志。今年の特異な状況の中でパットの精度を上げるためにいろんなことを試してきたそう。
「今日は本当にパットが良かったです。このコースはグリーンの状態もよく、思い通りのラインに打ち出せたら、きっちり転がってくれるので」。

最近は思い通りのラインに真っ直ぐ打ち出せていなかった滝は、7年ほど前に使っていたパターと同じモデルを中古で探し、長さやバランスなどを調整。テストパターとして投入したパターが想像以上の威力を発揮し、この日の好スタートにつながった。

滝と同じくパットの開眼で好スタートを切ったのが森本雄。4バーディ、ノーボギーの66でラウンドし3位タイにつけた。

「アドレスがしっくりこなくなってしまって。PGMではかなり悪かったんですが、短い期間でイチから作り直して。今週はかなりいい感じです」。

ストロークではなく、アドレスの入り方を変えたことで気持ち悪さがなくなったと言う。
草津カントリークラブはグリーンのクセが強いだけに、いかに自信を持ってパッティングできるかが勝つための条件になる。神経を使うパットが残るとそれだけ体力も消耗する。最後に勝ち切るには、ストレスを感じないパットを打ち続けたパット巧者なのかもしれない。
  • 滝 雅志
  • 森本 雄

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