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東建ホームメイトカップ 2021
稲見さんの大学同期。石坂友宏が宣戦布告「モネに負けない!」
リベンジのツアー初Vに闘志を燃やす21歳の石坂友宏(いしざか・ともひろ)は、賞金ランキング15位から20ー21シーズンの再開初戦を迎える。
15日の開幕までに、親友のつてを頼って2日連続の練習ラウンドを申し込んだのは、チーム芹澤の面々。
藤田寛之と、宮本勝昌のベテラン2人に挟まれ、初出場のコースをチェック。
「ここはアンジュレーションがあり、落とし場所によってはすぐボギーもある。今日みたいに風がある日はなおさらです。特に、先輩方の上げるアプローチはすごく勉強になりました」と、感謝する。
「とても優しくしていただいて、嬉しかった」と、充実の36ホールに頭を下げた。
先週のマスターズトーナメントでは、いろんな意味で刺激も受けた。
テレビ観戦中に、インスタライブを実施。
その中で、「僕も出たい」とつぶやくと、すぐさま流れてきた辛口コメントに思わず苦笑。
「トモ君じゃ、まだ無理だよ」。
日本ウェルネススポーツ大学で同期の女子プロ、稲見萌寧(いなみ・もね)さんからのメッセージだった。
「わかってる…。もっと頑張る」。
悔しいけれども、今はまだ、認めるしかない。
「モネは、プロ入り前から目標とする選手のひとりだった」と、石坂は言う。「ゴルフが上手いだけじゃない。人一倍練習するし、本当に強い選手」と、評する。
だから先週の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」での稲見さんの6戦3勝による2週連続Vにも驚かなかった。
「モネならそれくらいはやるだろう、と。刺激になるなんてもんじゃありません」と、負けず嫌いの同級生にならい、今年まず掲げたのは昨年、金谷とのプレーオフ4ホールの末に、取り逃がしたツアー1勝。
「さらに2勝としていかないと、賞金王も難しい」と、大きな野望もポロリ。
「僕も、モネに負けていられません。やってやろう、と思います」。
開幕ダッシュで、塩コメントの同級生を見返す。