時松隆光が、5打差の2位から最終日を始める。

冷静沈着な選手会長には珍しいシーンを披露したのは前日3日目の最終ホール。

18番パー5で30ヤードの3打目を、サンドウェッジでチップイン｡
劇的イーグルで、V争いに辛くも残ってガッツポーズを突き上げた。

スタートの1番では4メートルのパーセーブは見せたが、次の2番でこらえきれずにボギーを打っていた。

「苦しかったですけど粘って、最後ご褒美が来たのは良かった」と、珍しく喜びを爆発させた。

今夏から不振が続いていた｡
「まだ完璧じゃないですけど、ちょっとずつできはじめている」と、ようやく兆しが見え出した｡

「10球打っていいのが2、3球だったのが4、5球になったらだいぶ気持ち的にも違うし、10球全部は無理ですから。6、7球くらいになれれば。ちゃんと打って、ちゃんと乗せてというのをやりたいです」。

ホストプロの谷原秀人や鍋谷太一、デビュー5戦目の大西魁斗（おおにし・かいと）らと並んで首位の植竹勇太との5打差を追う｡

最終日の模様をライブ中継中です｡

また、プレー後の表彰式では世界初となる、ゴルフ場での薪能（たきぎのう）が行われます。
大会主催のISPS、半田晴久・会長が特設ステージで華麗に舞います｡
ゴルフと芸術の融合をぜひお楽しみください｡

• 時松 隆光
• 谷原 秀人
• 鍋谷 太一